ステレオタイプの専門医

病院で医者をやっていると、ほかの科の医師としばしば接する機会があります。すると、だんだんとある能力が身についてきます。それは、「パッと見の外見だけで、だいたい何科の医者かわかる」という能力です。別に求人の際に似たような先生を集めようとしているわけでもないのに、「この科にはこういうタイプの先生が多いよなあ」というステレオタイプがあるのです。もちろん一人ひとりの医者は別の人間なのですが。それを、医療関係者から怒られない範囲でお伝えしたいと思います。これらはあくまで、筆者の個人的なイメージであり、何人かの医者に意見を仰いだ主観的なものですのでご了承ください。

まずは内科医についてです。見た目は細身のメガネ男性が多く、凡帳面なタイプで轍密な計算が得意な人が多いと思います。真面目でコツコツ勉強するタイプで論理的な人が多いでしょう。ただし、心臓が専門の循環器内科医や胃腸が専門の消化器内科医は少し体育会系の雰囲気が加わります。そして、女性内科医の場合はときに厳しく患者を指導することがあるでしょう。次に、消化器外科についてです。見た目は、やや小太りで、体育会系おじさんが多いです。大胆で豪快に振る舞い、大酒飲みが多い印象です。一夜漬け型ではあるが、ピンチのときには超人的な体力と技術を発揮するでしょう。そして、直感的であるが、小心者も多いのではないでしょうか。さらに女性はほとんどいません。次に小児科についてです。男性も女性も、見るからに優しい雰囲気をまとっています。真面目で誠実、一本気であり、子供の治療に情熱をまっすぐに向けます。しかし、多忙のためか疲れがにじみ出ている感じです。そして、精神科についてです。真面目な人も、不真面目な人も、いろんな人がいます。ほかの科の医師とは一線を画す、独特の雰囲気を持つ医者が多いです。児童精神科医という、小児を相手にする医師たちは、特に信じられないくらい優しい人ばかりです。次に皮膚科についてです。こちらは美人な女性医師が多いです。男性医師ももちろんいますが、男性でも度膚科医は肌が締麗だったりします。最後に整形外科についてです。細身マッチョでよく日に焼けたイケメンが多いでしょう。女性もすらっとしたタイプが多く、かなりのスポーツマンで、医者になってからも定期的に運動をしている人が多いです。お酒は好きだから、飲み方はきちんとしているという印象です。そして、若い男性整形外科医はモテる人が多いです。以上、代表的な科の医者像を描いてみました。もちろん、ステレオタイプに当てはまらない医者もいます。